2026年9月、日本の茨城県で「ひたちの国ロングトレイル」が全線開通した。7年間の取り組みを経て、個別のトレイルは全長約350キロメートルの途切れない環状ルートへと一体化された——日本最長の環状徒步ルートである。
このルートは茨城県北部の6つの市町村を通り、山地の森林、川の谷、農村集落、史跡、そして太平洋の海岸線をつないでいる。プロジェクトの完成により、開通済みの一部区間を歩くだけでなく、環状の全行程を一続きに踏破できるようになった。
トレイルをつなぐまでの7年間
プロジェクトは2019年に始まった。既存の山道や農村の道を徐々に一つのネットワークへとまとめ、整備が完了した区間から順に開通させていった。2026年9月には、常陸大宮市と大子町の間の約75キロメートルの最後の区間が完成した。こうしてルートは環状につながった。
全線開通は19月に常陸大宮市で行われた。トレイルの整備と維持には、地元自治体や団体、ボランティア、その中でも「ひたちの国トレイルクラブ」のメンバーが携わった。
現在、このルートは日立市、ひたちなか市、高萩市、北茨城市、常陸大宮市、大子町をつないでいる。これはゼロから敷設された350キロメートルではなく、既存の道を統合し、不足する区間を整備する長年の取り組みの成果である。
山地の森林から太平洋まで
ひたちの国ロングトレイルは、茨城県北部の多様な景観を通る。樹木に覆われた山々、川の谷、滝、そして太平洋の海岸線である。道中では神社、史跡、旧街道、農村集落に出会う。
自然の見どころとしては、日本有数の滝である袋田の滝や、茨城県最高峰の八溝山がある。一部の区間では海岸線の眺めが開け、日々の暮らしが周囲の景観と密接に結びついた静かな農村地域を通る。
里山——自然と地域社会の暮らし
このルートの特徴は里山である。里山とは、集落、田畑、森、水域が歴史的に人々の暮らしと結びついてきた日本伝統の農村景観を指す。それは文明から遠く離れた手つかずの自然ではなく、何世代にもわたって形づくられ、守られてきた環境である。
道中では景観だけでなく、土地の性格も移り変わっていく。山道は農村の道に、森は田畑や集落に変わる。その結果、このルートは茨城県北部を、自然環境と地域の歴史が隣り合って存在する一つの文化的景観として示している。
350キロメートル——区間ごとに歩けるルート
全行程を一度の旅で踏破する必要はない。環状の配置により、区間を選び、時間や体力に応じて徒步の計画を立てることができる。公式の地図やガイドブックが、ルートの作成やアクセス地点の確認に役立つ。
ひたちの国ロングトレイルの完成は、日本の徒步ルートの発展における新たな段階となった。7年間のプロジェクトは個別の道を一続きの環へとまとめ、茨城県北部の6つの市町村の自然の見どころと文化遺産をつないでいる。


