2026年8月、南極海での南極オキアミ漁が再び早期終了した。これで2年連続となる。620千トンの漁獲枠は、例年の11月をはるかに前に使い切られ、この出来事は生態系全体の脆い均衡について考えさせられる。
南極オキアミ(Euphausia superba)は、この地域の食物連鎖の基盤となる微小な甲殻類である。ペンギン、クジラ、アザラシ、魚類、イカなどがこれに依存している。これがなければ南極の生命のピラミッド全体が揺らぐ危険があり、その影響は遠く離れた海洋システムにまで及ぶ可能性がある。
早期終了は、船団の急増と、オキアミが最も豊富な海域、すなわち南極半島とサウス・オークニー諸島周辺への船舶の集中によるものである。ノルウェーと中国の企業が漁獲量を支配しており、両者の競争は激化する一方だ。
620千トンの漁獲枠は、捕食者に害を与えないための予防的措置として1991年に設定された。しかし現在、漁獲はペンギンやクジラの主要な摂餌場に集中しており、科学者たちは懸念を強めている。個体群への正確な影響はまだ不明だが、予防原則に基づき、今すぐ行動を起こす必要がある。
気候変動が圧力をさらに高めている。温暖化はオキアミの分布を変え、漁獲がその変化に重なる。科学者らは、この2つの要因が組み合わさると、それぞれ単独の場合よりも深刻な影響を及ぼす可能性があると指摘している。
CCAMLRでの外交的論争は続いている。一部の国は漁獲枠の拡大を求める一方、他の国は新たな保護区の設定を主張している。妥協点はまだ見つかっておらず、毎シーズン新たな漁獲記録が生まれている。
オキアミは養殖飼料、ペットフード、サプリメントなどに利用されている。商業的な関心は高まる一方だが、その背後には、生態系全体の基盤をどこまで持続可能に利用できるのかという問いがある。
漁の早期終了は単なる統計ではなく、たとえ「厳格に規制された」漁獲であっても、努力の配分と野生個体群のニーズを考慮した、より厳しい対策が必要であることを示すシグナルである。

