7月11日は、2026年FIFAワールドカップにおいて最も感情を揺さぶる一日となった。この日に準決勝へと駒を進める最後の2チームが決定した。イングランドとアルゼンチンは共に延長戦にまでもつれ込む過酷な試練を乗り越え、準々決勝を突破した。これにより、世界一の栄冠を争うのはフランス、スペイン、イングランド、アルゼンチンの4大強豪国に絞られた。
イングランド対ノルウェー:2-1(延長戦)
ベリンガムが再びイングランドを救う
マイアミのハードロック・スタジアムで行われた一戦で、イングランドはブラジルを破り快進撃を続けてきたノルウェーと対戦した。トーマス・トゥヘル監督率いるチームが優勢と目されていたが、スタジアムを先に沸かせたのはノルウェーで、アンドレアス・シェルデルップの見事なシュートで先制した。
イングランドも前半のうちに反撃に出る。チームの柱であるジュード・ベリンガムが同点ゴールを決め、今大会の主役の一人であることを改めて証明した。後半は両チームともに勝ち越しの好機を得たものの、GKたちの好セーブと激しい攻防が続き、勝負は延長戦へと持ち越された。
準決勝進出の行方がPK戦に委ねられるかと思われた矢先、ベリンガムがこの日2点目となるゴールを叩き込んだ。この決勝弾により、イングランドは2018年大会以来となるベスト4進出を決めた。試合後のインタビューで、トーマス・トゥヘル監督は完璧な内容ではなかったことを認めつつも、チームが見せた不屈の精神を称えた。
アルゼンチン対スイス:3-1(延長戦)
アルゼンチン、スイスの粘りを振り切る
もう一つの準々決勝では、前回王者のアルゼンチンがスイスと相まみえた。セットプレーから先制に成功した南米の雄だったが、規律正しいスイスの守備を崩しきれず同点に追いつかれ、苦しい戦いを強いられる。
90分間では決着がつかなかった。30分間の延長戦で、ついにアルゼンチンの実力が火を噴く。フリアン・アルバレスの華麗な一撃で勝ち越すと、アディショナルタイムにはラウタロ・マルティネスがとどめを刺し、3-1で勝利を収めた。
リオネル・メッシは再び攻撃の起点として躍動し、チームは大会連覇という偉業達成に向けて一歩前進した。
2026年W杯 準決勝の組み合わせ
大会のハイライトとなる準決勝の顔合わせ
準々決勝の全日程が終了し、世界ベスト4の顔ぶれが出揃った。
- 7月14日:フランス対スペイン
- 7月15日:イングランド対アルゼンチン
準決勝に辿り着いたどのチームも、ここまでに幾多の試練を乗り越えてきた。フランスとスペインは円熟味のある戦いぶりを見せ、イングランドは勝利への執念を、そしてアルゼンチンはメッシを中心にタイトル防衛への固い決意を示している。
決勝の舞台まで、残すはあと2戦。若き才能と経験豊富なベテランの激突、欧州の巨人同士の対決、そしてイングランドとアルゼンチンによる伝統の一戦の新たな幕開けが待っている。

最大の関心事は、誰が決勝へと勝ち進み、世界一のトロフィーを掲げるのかという点に尽きる。ワールドカップ閉幕まで残り3試合となり、優勝争いはクライマックスを迎える。
この4チームによる激闘は、ファンにとって今大会で最も鮮烈な記憶として刻まれる試合になるだろう。




