タミル・ナードゥ州、カサンパッティ聖なる森を生物多様性遺産地域に指定

タミル・ナードゥ州政府は、ディンディグル地区のアラガルマライ保護林の近くに位置するカサンパッティ（ヴェーラ・コヴィル）聖なる森を、正式に生物多様性遺産地域に指定しました。M.K.スターリン首相の承認を得たこの指定は、2022年のマドゥライのアリッタパッティに続き、タミル・ナードゥ州で2番目の指定となります。 4.97ヘクタールに及ぶヴェーラ・コヴィル森は、48種の植物、22種の低木、21種のつる植物、29種のハーブが生息する生物多様性のホットスポットです。また、12種以上の鳥類、小型哺乳類、爬虫類、昆虫が生息しています。ヴェーラナン神を崇拝する地元住民によって保護されているこの森は、野生生物を支え、気候を調整し、周辺のマンゴー農園の肥沃度を高める生態学的橋渡しの役割を果たしています。生物多様性法2002に基づくこの指定は、生態系の保全を保証し、生物多様性に悪影響を及ぼす可能性のあるプロジェクトを防止します。