ドミニカ共和国の農業省は、農業情報のデジタル化を目的とした新しいプラットフォーム「SIDIAGRO」を導入しました。このシステムは、作物の状態、可用性、数量、収穫量などの情報をリアルタイムで提供し、政府がより効果的な農業政策を策定するのに役立つとされています。
FAO(国連食糧農業機関)は、農業省の技術者に対し、デジタル化と技術に関するトレーニングを提供し、農業分野のイノベーションを促進しています。
さらに、2023年12月には、SIDIAGROが公共部門のイノベーションを評価する「第3回公共イノベーション賞」で表彰されました。この受賞は、農業分野のデジタル化と効率的な情報管理の取り組みが評価された結果です。
SIDIAGROは、農業生産のデータをデジタル化し、農業省の各システムを統合することを目指しています。これにより、農業生産の監視、技術的支援、気候データの分析など、多様なサービスを提供しています。
この取り組みは、農業分野のデジタル化と効率的な情報管理を進める一環として、農業省とFAOの協力によって推進されています。