宇宙軍のニック・ヘイグ大佐、ISSでの数か月を経て地球に帰還、重要な研究に貢献

米宇宙軍のニック・ヘイグ大佐は、国際宇宙ステーション（ISS）に5か月滞在した後、地球に帰還しました。3月18日、SpaceXのCrew-9ドラゴンカプセル「フリーダム」に、NASAの宇宙飛行士スニ・ウィリアムズとブッチ・ウィルモア、そしてロシアの宇宙飛行士アレクサンドル・ゴルブノフとともに着水しました。ヘイグ大佐は、2024年9月28日にケープカナベラル宇宙軍基地からファルコン9ロケットに搭乗して出発し、軌道に打ち上げられた最初の宇宙軍ガーディアンという栄誉を持っています。 ISSでのミッション中、ヘイグ大佐は、血液凝固、宇宙飛行士の視覚変化、微小重力下での植物の成長に関する研究など、150以上の科学実験に貢献しました。これらの研究は、火星向けに計画されているような、将来の長期ミッションにとって非常に重要です。ヘイグ大佐はまた、ステーションのコンポーネントを交換し、研究機器を整備するための6時間の宇宙遊泳など、ISSで不可欠なメンテナンス作業も行いました。宇宙軍の宇宙における役割拡大を象徴する宇宙軍の歌「センパー・スプラ」の楽譜など、象徴的なアイテムを宇宙に運びました。 宇宙作戦部長のチャンス・サルツマン大将はヘイグ大佐の帰還を歓迎し、宇宙軍は彼の経験と専門知識を活用する準備ができていると述べました。