オーストラリアの企業ギルモア・スペースは、クイーンズランド州のボーエン軌道宇宙港からエリス・ロケットの初の打ち上げを3月15日以降に予定している。この打ち上げはTestFlight1と名付けられ、オーストラリア民間航空安全局(CASA)の承認を受け、オーストラリアの地から軌道に到達する初のオーストラリア製ロケットを目指す。オーストラリアで設計・製造された高さ25メートルのエリス・ロケットは、3段式のハイブリッド推進システムを使用し、高度500キロメートルの太陽同期軌道に最大215キログラムのペイロードを搭載できる。ギルモア・スペースは、天候や技術的な問題などの潜在的な課題を認識しており、安全を最優先事項としている。同社は、SpaceXの4回目の試みでの成功を例に挙げ、最初の打ち上げの難しさを認識しており、将来の打ち上げを改善するために飛行の毎秒から得られるデータを重視している。2015年に設立されたギルモア・スペースは200人以上の従業員を抱え、民間投資家の支援を受けており、宇宙へのアクセス費用を削減することを目指している。
ギルモア・スペース、3月中旬にエリス・ロケットでオーストラリア初の歴史的な軌道打ち上げを目指す
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