キリル・セレブレンニコフ監督の歴史ドラマ『ヨーゼフ・メンゲレの失踪』が、2025年5月13日から24日にかけて開催される第78回カンヌ国際映画祭のカンヌ・プレミア部門でプレミア上映されることが決定しました。セレブレンニコフ監督はカンヌの常連ですが、この非コンペティション部門への参加は今回が初めてとなります。
この映画は、オリヴィエ・ゲズの小説『ヨーゼフ・メンゲレの失踪』を原作としており、アウグスト・ディールが、南米に潜伏して司法の手を逃れた悪名高いナチスの医師を演じています。映画は、メンゲレの逃亡生活、パラグアイからブラジルのジャングルまでを追っています。
ロシアで執行猶予付きの判決と自宅軟禁処分を受けたセレブレンニコフ監督は、2022年にフランスに移住しました。彼の過去の作品には、『チャイコフスキーの妻』や『リモノフ、エディのバラード』などがあります。