2025年7月2日、カナダ・アルバータ州リッチバレー在住のパーディー夫妻、エドさんとメリンダさんが、珍しい大気現象である球電の映像を記録されました。
映像には、直径およそ1～2メートルと推定される光る球体が、地表から約7メートルの高さに現れる様子が捉えられています。その球体は、音もなく夫妻の畑の上を漂い、やがてかすかな「ポン」という音とともに消滅しました。
パーディー夫妻が撮影した23秒間の映像は、研究者の間で大きな注目を集めています。気象現象研究家のジョージ・クーロニス氏は、この映像を「私がこれまでに見た球電の映像の中で、最も優れたものの一つ」と評価しています。現在、カルガリー大学がこの映像を詳細に分析しており、また、未確認飛行物体（UFO）調査プログラムからも関心が寄せられています。
この現象は、日本では古来より雷や自然現象に対する畏敬の念と結びつき、科学的な探求心を刺激するものでもあります。今回の映像が、今後の研究に貢献し、自然の神秘に対する理解を深める一助となることを期待します。