2025年7月3日、NASAの宇宙飛行士、ニコル・エアーズ氏が、メキシコと米国上空を周回中に「スプライト」と呼ばれる珍しい大気現象を写真に収めました。
スプライトとは、雷雨の上空で発生する一過性の発光現象(TLE:Transient Luminous Events)の一種で、激しい電気活動によって引き起こされる、短い閃光のことです。
エアーズ氏の撮影した画像は、この捉えどころのない大気現象に関する、現在進行中の研究にとって貴重なデータを提供することになります。研究者の方々にとって、大変有益な情報となるでしょう。
この現象は、まるで一瞬の芸術作品のようで、自然の神秘を感じさせます。日本の皆様にも、この宇宙からの贈り物に、少しでも興味を持っていただければ幸いです。