トランプ大統領、復帰後初の議会演説で政策を推進、抗議に直面

ドナルド・トランプ大統領は、政権復帰後初の議会演説で「アメリカは帰ってきた」と宣言し、民主党の反対を押し切って自身の政策を強調した。1時間40分以上に及ぶ演説では、顧問のイーロン・マスク氏を繰り返し称賛した。抗議活動が発生し、ヤジを飛ばした議員が退場させられた。民主党議員らは、トランプ大統領の発言を批判し、1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件に言及するプラカードを掲げた。トランプ大統領は、市場に影響を与える貿易関税を含む自身の行動を擁護し、ウクライナ戦争を終結させると誓った。また、ゼレンスキー大統領から和平交渉の準備ができたという書簡を受け取ったことにも言及した。演説では、多様性プログラムやトランスジェンダーの権利など、国内問題にも触れた。民主党議員らは抗議し、「抵抗」と書かれたTシャツを着て退席する者もいた。トランプ大統領は、関税や消費者物価への潜在的な影響など、経済的な懸念にも言及した。また、連邦予算の均衡化や、富裕層の移民が500万ドルで米国に居住できる「ゴールデンカード」の販売についても議論した。トランプ政権は、マスク氏が政府効率化部門を率いる中、連邦官僚機構の削減を特徴としている。