ローマ、2025年7月1日から3日:アンワル・イブラヒム首相は、イタリアを公式訪問し、アントニオ・タヤーニ副首相と共同でマレーシア・イタリア経済連携円卓会議を主宰しました。
この会議には、両国から100社を超える企業が参加し、製造業やサービス業などの分野に焦点を当てました。協議の結果、石油化学製品など主要分野への81億3000万リンギット(約2,700億円)の潜在的投資が期待されています。
両首脳は、貿易、投資、防衛、再生可能エネルギー、環境イニシアチブにおける協力深化について議論しました。2024年のマレーシアとイタリア間の二国間貿易額は、146億1000万リンギット(約4,800億円)に達しました。
アンワル首相はまた、ジョルジャ・メローニ首相とも会談し、中東情勢を含む地域的および国際的な問題について意見交換を行いました。
ローマ訪問後、アンワル首相はパリ、そしてブラジル・リオデジャネイロで開催されるBRICSサミットに出席する予定です。
今回の訪問は、日本の企業にとっても、東南アジアにおける経済連携の新たな可能性を探る上で、重要な示唆を与えるものとなるでしょう。日本企業は、マレーシアの豊富な資源と、イタリアの技術力を組み合わせることで、新たなビジネスチャンスを創出できる可能性があります。