オーストラリアの鉱山会社フォートエスキューのグリーン子会社であるフォートエスキューゼロは、革新的な排出ガスゼロの貨物列車「インフィニティトレイン」を発表しました。この列車は、重力を使用して自律的に充電するように設計されています。
インフィニティトレインは、下り坂で発生する重力エネルギーを利用してバッテリーを充電します。鉄鉱石を積んで降下する際、ブレーキ中にエネルギーが回収され、これは回生として知られるプロセスです。この回収されたエネルギーは、バッテリーを充電するために使用され、列車は外部電源なしで空の状態で鉱山に戻ることができます。
この技術により、年間約8,200万リットルのディーゼル燃料が節約され、約8,000万米ドルに相当すると予想されています。また、年間約23万5,000トンのCO2が削減され、これは同社の鉄道部門における直接排出量の11%に相当します。2024年9月、フォートエスキューゼロは、世界で最もエネルギー効率の高いバッテリー電気機関車を共同開発するため、Downerとのパートナーシップを発表しました。