カナダ、新型レーダーシステムと軍事プレゼンスの強化で北極圏の安全保障を強化

カナダは、極超音速ミサイルを検知できる新型の水平線以遠レーダーシステムを構築するため、オーストラリアとの提携を通じて、北極圏の安全保障を強化しています。2029年までに運用開始予定のこのシステムは、北部の監視インフラの近代化のためにすでに割り当てられている資金から60億ドルの投資となります。オーストラリアのシステムのインフラは、オンタリオ州の2つの拠点に配備されます。1つはピーターバラ、もう1つはボーデン軍事基地の近くです。 レーダーシステムに加えて、カナダは北極圏における軍事プレゼンスを強化するために、さらに4億2000万ドルを割り当てています。この資金は、訓練および監視ミッションの増加を支援します。イカルイト訪問中、マーク・カーニー首相はヌナブト準州首相と会談し、発電所の改修、住宅建設と改修、水力発電所の第1段階の完了など、先住民族コミュニティのインフラに2億5300万ドルを拠出することを約束しました。