ブラジル、リオデジャネイロ - 2025年7月6日～7日 - 第17回BRICS首脳会議がリオデジャネイロにて開催され、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ、サウジアラビア、エジプト、アラブ首長国連邦、エチオピア、インドネシア、イランの首脳が一堂に会しました。
国連事務総長のアントニオ・グテーレス氏も会議に参加し、多国間主義の強化、経済・金融問題、そして人工知能（AI）について議論を交わしました。同氏は、開発途上国におけるAI能力構築のための自発的な資金提供に関する提案を盛り込んだ報告書を発表し、BRICS諸国からの支援を求めました。
今回の首脳会議では、グローバル・ガバナンス、気候変動ファイナンス、国連改革、多国間主義の強化などが議題となり、より公正で包摂的な国際秩序の実現を目指しました。BRICSは、多国間主義と国際法へのコミットメントを再確認する126項目の政治宣言を採択しました。 日本の皆様にとっても、国際社会における多国間主義の重要性は、世界平和と安定のために不可欠な要素として、深く理解されていることと思います。今回の会議の成果が、今後の国際社会の発展に貢献することを期待します。