2025年5月、上海黄金取引所(SGE)は、香港に新たな金庫を設立する計画を発表しました。この取り組みは、人民元建ての金製品の国際市場における影響力を高めることを目的としています。
金庫は中国銀行の子会社が運営し、人民元建ての金契約の決済サービスを提供します。この動きは、人民元の国際化と世界の金価格形成における影響力を高めるという中国の戦略の一環です。
国際金融センターである香港は、近年、世界の金取引ハブとしての地位を積極的に推進しています。香港に金庫を設立することで、人民元建ての金製品の国際化がさらに促進され、世界の金市場における中国の影響力も高まるでしょう。