SpaceXのFram2ミッション、クルードラゴン・レジリエンスで初の宇宙飛行士を極軌道に打ち上げへ

SpaceXは、4人の宇宙飛行士を極軌道に送り込むFram2ミッションの打ち上げ準備を進めています。ノルウェーの船「フラム」にちなんで名付けられたこのミッションは、宇宙飛行士をこれほど急な軌道傾斜角で飛行させる初のミッションとなり、地球の極地域を斬新な視点から捉えることができます。

乗組員には、マルタの起業家であるチュン・ワン(ミッション司令官)、ノルウェーのヤニッケ・ミケルセン(車両司令官)、オーストラリアのエリック・フィリップス(車両パイロット)、ドイツのラベア・ロゲ(ミッションスペシャリスト)が含まれます。4人全員が宇宙飛行の初心者です。

ファルコン9ロケットは、フロリダ州のNASAケネディ宇宙センターにある発射複合施設39Aから、早くとも3月31日にクルードラゴン・レジリエンス宇宙船を打ち上げます。以前にポラリス・ドーン・ミッションとNASAのクルー1ミッションで使用されたレジリエンス宇宙船は、ファルコン9ブースターとの結合のために発射場に到着しました。

Fram2は、SpaceXにとって7回目の民間宇宙飛行士ミッションとなります。3〜5日間のミッション中、乗組員は、微小重力が人体に与える影響の研究や、宇宙における人間の最初のX線画像など、研究実験を行います。また、STEVE現象を観察し、360度の視点を提供するドーム型の窓から地球を観察します。

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