2025年6月、神戸、日本:IBMと理化学研究所は、理化学研究所計算科学研究センターにIBM Quantum System Twoを展開しました。
このシステムはスーパーコンピュータ富岳と統合されており、ハイブリッド量子・古典コンピューティングプラットフォームを構築しています。このプロジェクトは日本のNEDOによって支援されています。
このシステムは、156量子ビットのIBM Quantum Heronプロセッサを使用しています。2量子ビットエラー率は3×10⁻⁴、CLOPSメトリックは250,000です。これは、前世代と比較して10倍の改善を表しています。
このプラットフォームは、量子中心のスーパーコンピューティングを進歩させることを目的としています。量子システムと古典システム間の協力を可能にします。研究者は、化学や材料科学におけるアルゴリズム開発を加速させると期待しています。
公式発表イベントは2025年6月24日に開催され、理化学研究所の五神真理事長とIBMフェローのジェイ・ガンベッタ氏が講演しました。この協力は、「量子コンピュータとスーパーコンピュータの統合利用技術の開発」イニシアチブの一環です。