6月のポルトガルにおける電気自動車(EV)市場は、興味深い動向を示しました。テスラが、軽乗用EVメーカーの中で首位を維持しています。
6月には、テスラは1,315台を販売し、2024年の同月と比較して7.3%の増加となりました。しかし、今年上半期の累計販売台数は4,088台となり、25.3%の減少をカバーするには至りませんでした。
2位にはBMWが入り、6月には46.6%の増加、今年上半期には21%の成長を記録しました。中国のBYDは3位となり、6月には342台(50%増)、1月から6月までの累計では2,135台(126.4%増)を販売しました。
ボルボとメルセデス・ベンツがトップ5を締めくくりました。ボルボは減少傾向、メルセデス・ベンツは成長を見せています。一部のブランドは5月にポルトガルで1つの電気自動車モデルしか販売していませんでしたが、マツダは6月に今年初の2台を販売しました。
テスラは欧州全体で大きな課題に直面しています。4月には、テスラの欧州での販売台数が2024年と比較して40.5%減少しました。この減少は、中国のEVブランドとの競争激化と、イーロン・マスクCEOの政治的立場に対する否定的な世論が原因とされています。
要約すると、ポルトガルにおけるEV市場は引き続き成長を続けており、テスラは国内および欧州全体で課題に直面しながらも、重要な地位を維持しています。日本市場においても、今後の動向が注目されます。