2026年のウィンブルドン選手権も残すところあと数日となり、今大会はファンに数多くの劇的なドラマを届けています。男子シングルスでは決勝の顔ぶれが出揃い、女子シングルスでは長年で初めて、チェコ勢同士によるタイトル争いが繰り広げられることになりました。(wimbledon.com)
7月10日(金)、男子シングルスの準決勝が行われました。世界ランキング1位のヤニック・シナーが、ウィンブルドンで7度の優勝を誇るノバク・ジョコビッチを6:4, 6:4, 6:4のストレートで破り、圧倒的な強さを見せつけました。このイタリア人選手は試合の主導権を完全に握り、力強いサーブとベースラインでのほぼ完璧なプレーを披露しました。ジョコビッチにとっては記録更新となるタイトル獲得に向けた再挑戦の舞台でしたが、世界王者の勢いを止めることはできませんでした。
もう一方の準決勝では、アレクサンダー・ズベレフが、今大会最大のサプライズとなったワイルドカード出場の英国人、アーサー・フェリーを下しました。ドイツのズベレフは7:6 (7:0), 6:2, 6:4で勝利を収めました。敗れはしたものの、フェリーはキャリア最高のトーナメントを戦い抜き、今大会の主役の一人として脚光を浴びました。
これにより、7月12日の決勝ではヤニック・シナーとアレクサンダー・ズベレフが対戦します。シナーは前年覇者としてタイトル防衛に挑み、ズベレフは全仏オープン2026の王者という立場でこの決戦に臨みます。この決勝戦は、今シーズンで最も期待される対決の一つとなるでしょう。
女子シングルスの準決勝は7月9日に行われました。大会の華となったのは、カロリナ・ムホバとココ・ガウフの一戦でした。チェコのムホバが6:2, 1:6, 7:6 (12:10)で勝利し、最終セットの壮絶なタイブレークを制しました。第2試合では、リンダ・ノスコバがマルタ・コスチュクを6:4, 6:4で退け、決勝への切符を手にしました。
7月11日、テニスファンはチェコ勢同士による決勝、カロリナ・ムホバ対リンダ・ノスコバの戦いを迎えます。両選手にとってウィンブルドンの決勝進出はキャリア初であり、勝者はオールイングランド・クラブの芝の上でチェコ・テニス界の輝かしい伝統を受け継ぐことになります。




