第12シードのマルタ・コスチュクが、予選勝者のアシュリン・クルーガー(米国)を6-4、6-4のストレートで破り、1時間23分の快勝で**ウィンブルドン初の準々決勝**へと駒を進めた。これはウクライナ出身のコスチュクにとって大きな飛躍であり、全仏オープンでの準決勝進出に続き、これでグランドスラムの全サーフェスでベスト8入りを果たしたことになる。準々決勝では、ジャスミン・パオリーニ対アレクサンドラ・エアラの勝者と対戦する。
一方、アーサー・フェリーが起こした番狂わせは、まさに会場を熱狂させた。世界ランク114位でワイルドカード(主催者推薦)の英国人選手が、センターコートで行われた壮絶なフルセットの死闘の末、グリゴール・ディミトロフを7-5, 3-6, 4-6, 6-4, 7-6(10-7)で撃破した。フェリーは第4セットで2度のブレークダウンから巻き返し、最終セットのタイブレークを制した。キャリア初のグランドスラム準々決勝進出は、地元イギリスのファンにとってまさに夢のような出来事だ。
大会第8日(7月6日)の主な結果:
- 女子:コスチュク、リンダ・ノスコワ、ジャスミン・パオリーニ、エリーズ・メルテンスらが準々決勝進出。
- 男子:フェリー、テイラー・フリッツ、フラビオ・コボッリらが次戦へ。
マルタが絶好調を維持しており、ウクライナのファンにとっては喜ばしいニュースとなった。そして今、イギリス全土の注目がフェリーに集まっている。
4回戦の結果:マルタ・コスチュク(ウクライナ、12)対 アシュリン・クルーガー(米国、予選勝者)
スコア:6-4, 6-4
- 試合時間:1時間23分
- コート:第2コート
- 第1セットはマルタが序盤から主導権を握り、4-1とリードを広げると、5-3からのサービスゲームをきっちりキープしてセットを先取した。
- 第2セットではクルーガーに4-2とリードを許す唯一の危ない場面があったが、そこからコスチュクが4ゲームを連取して相手の反撃を封じ込め、勝利を掴み取った。
主要スタッツ(概数):
- ウィナー数で圧倒:コスチュクの22本に対しクルーガーは10本。
- ミスを抑制:コスチュクのアンフォーストエラーは約13本、対するクルーガーは29本。
- ブレークポイントの活用:コスチュクは10回中4回を成功させた。
- リターンゲームで強さを見せ、終始試合のテンポをコントロールした。
勝利が決まった瞬間、感極まったマルタは顔を両手で覆い、その後、観客席からの拍手を浴びながらトレードマークの**ピルエット(回転)**を披露した。コート上でのインタビューでは、自身の代名詞である**バク宙**(お祝いのパフォーマンス)はグランドスラム初優勝の時まで取っておく、と冗談めかして語った。
コスチュクの現状と背景
- キャリア**初のウィンブルドン準々決勝**進出(これまでの自己最高は4回戦)。
- 2026年の全仏オープンでの準決勝進出に続き、グランドスラム2大会連続でのベスト8入りを果たした。
- 2026年シーズンは直近の試合で**21戦20勝**を挙げており、あらゆるサーフェスで強さを発揮している。
- これで彼女は、全てのグランドスラムで準々決勝に進出した2000年代生まれの若手スター選手の仲間入りをした。
次戦(準々決勝)
次戦、コスチュクはアレクサンドラ・エアラを破った**ジャスミン・パオリーニ(イタリア、13)**と対戦する。試合は数日中に行われる予定だ。パオリーニは経験豊富で粘り強い相手だが、現在のコスチュクは最高のコンディションにある。



