ナイジェリアの映画製作者ジョエル・カチ・ベンソン監督の「マドゥ」が、芸術文化ドキュメンタリー部門でエミー賞を受賞しました。この賞は、2025年6月26日にニューヨーク市で開催された第46回ニュース・アンド・ドキュメンタリー・エミー賞授賞式で贈られました。
「マドゥ」は、ナイジェリアのラゴス出身の若いバレエダンサー、アンソニー・マドゥの感動的な物語を描いています。2020年に公開された彼の動画は、雨の中で裸足で踊る姿が1600万回以上再生されました。
ベンソンとマット・オーゲンスが共同監督を務めたこのドキュメンタリーは、アンソニーが英国のエルムハースト・バレエ・スクールへ行くまでの道のりを追っています。この映画は2024年3月29日にDisney+で初公開され、批評家から高い評価を得ています。
ベンソン監督は、この賞をナイジェリアと夢を持つすべての子どもたちに捧げました。この映画の受賞は、アフリカのドキュメンタリー作品が世界中で支持されていることを浮き彫りにしています。同部門の有力な候補者を抑えての受賞となりました。