カンヌ国際映画祭において、映画スタジオのA24が新作映画『Club Kid(原題)』の配給権を1,700万ドルで獲得した。この取引額は、今年の映画祭に出品された独立系プロジェクトの中でも、現時点で最高水準の一つとなっている。
本作はコメディとドラマを掛け合わせた「ドラマディ」であり、批評家の間では「A24らしい美学と映画『ビッグ・ダディ』の要素を融合させた作品」とすでに形容されている。ストーリーは、自堕落な生活を送る中年のアンダーグラウンド・プロモーターが主人公で、ある日突然10歳の息子の存在が発覚し、不本意ながらも父親としての役割を担うことになったことで、それまでの夜の日常が激変していく様子を描く。
単なるパーティー狂の物語に留まらず、ナイトカルチャーという独自の舞台装置の中で、大人の成長や責任、そして親になることへの葛藤と受容を掘り下げている。出演陣には、カーラ・デルヴィーニュやディエゴ・カルバといった豪華な顔ぶれも名を連ねた。
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』などの成功で知られるA24は、プレミアム市場での優位性を揺るぎないものにすべく、今後も話題性の高い作品の積極的な買い付けを継続する構えだ。


