2025年6月30日、アイルランド公文書記録局(PROI)の焼失103周年を記念し、トリニティ・カレッジ・ダブリンが主導するVirtual Record Treasury of Ireland(VRTI)プロジェクトが、175,000件の歴史的文書へのアクセスを開始しました。
このデジタル公開には、1922年の火災で失われた修復された資料が含まれており、これには、大法官記録、遺言書、教区登録簿、国勢調査記録などが含まれ、約700年にわたるアイルランドの歴史を網羅しています。
特に19世紀の国勢調査に注目が集まっており、そのほとんどが失われました。初めて、アラン諸島の完全なデータを含む1821年の国勢調査の4巻が一般公開されました。
研究者ブライアン・ガーリン氏の尽力により、約60,000件の名前が復元されました。以前はマイクロフィルムでしか利用できなかったデータが、現在デジタル化され、人口ポータルでアクセスできるようになりました。
このプロジェクトは国際的な注目を集めており、世界中の何千万人ものアイルランド移民の子孫が、新しいデジタルリソースを使用して家族の歴史を調べています。