クロアチアのシサクで、市庁舎の改修中に古代ローマ劇場、またはオデオンが発見されました。クロアチア文化・メディア省が2025年4月に発表したこの発見は、市庁舎に大きな被害をもたらした2020年の地震を受けて行われた改修工事中に起こりました。
劇場のオーケストラは、ローマ通りの市庁舎の地下室で発見されました。この構造は、石造りのブロックが3列に並んだアプシスのデザインが特徴です。この発見は非常に貴重であると考えられており、古代シスキアの規模と都市計画に関する洞察を提供します。
かつてシスキアとして知られていたシサクは、軍事キャンプ、そして後に経済と文化の中心地として機能した豊かなローマの歴史を持っています。演壇、オーケストラ、半円形の石の列が特徴の劇場の遺跡は、改修された市庁舎のガラスの床の下に保存され、部分的に見ることができます。この発見は、ローマ帝国におけるシサクの歴史的意義を強調しています。