万里の長城の最古の部分が発見：明王朝以前に遡り、山東省で600キロメートル以上に及ぶ

万里の長城の最も古い部分が、明王朝以前のものであることが、中国の山東省、具体的には済南市の長清区で確認されました。この部分は2000年以上前のものと推定され、これまで認識されていた万里の長城の部分よりも古くなっています。山東省内で600キロメートルに及ぶこの壁は、秦王朝の下で中国が統一される前に、防衛目的で「斉」国によって建設されました。考古学チームは、壁の年代と建設方法を特定するために、光刺激ルミネッセンス（OSL）年代測定や炭素14年代測定などの高度な技術を利用して、2023年3月から「斉」の壁の詳細な調査を実施しています。地元の土、砂、石で建てられた壁は、秦の始皇帝の下で中国が統一される前の「斉」国の戦略的重要性を強調しています。