2025年7月16日、ニューヨークのサザビーズにて、史上最大級の火星隕石であるNWA 16788がオークションにかけられることになりました。その重量は24.67キログラムと、これまでの記録を保持していた隕石よりも約70%も大きいとされています。
このNWA 16788は、2023年11月にニジェールで発見されました。地球上で確認されている火星隕石は約400個とされており、その希少性も際立っています。科学的な分析の結果、火星起源であり、地球上での風化も最小限であることが確認されています。
今回のオークションは、科学研究のためのアクセスと、個人所有という二つの側面の間で、議論を呼ぶ可能性があります。この隕石は、火星の地質学的歴史について、これまでにない知見をもたらす可能性を秘めています。 日本の宇宙開発への関心の高まりを鑑みれば、このニュースは、科学研究の重要性とともに、所有権の問題についても、多くの人々の関心を引くことでしょう。 今回のオークションの結果が、今後の宇宙探査と科学研究にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。