東フロレス島(インドネシア)にある双子火山、レウォトビ山(男性)が、2025年7月7日(月)に噴火しました。噴火は、高さ18キロメートルに及ぶ火山灰の巨大な柱を空に送り込みました。近隣の村々では降灰が報告されており、当局は危険区域の見直しと拡大を検討しています。
今回の噴火では、火砕流と呼ばれる高温のガス雲、岩石、溶岩が、火山の斜面を最大5キロメートルにわたって流れ下りました。ドローン映像からは、火口が溶岩で満たされている様子が確認され、マグマの活発な動きとそれに伴う火山性地震が発生していることが示されています。この活動は、2024年11月の大規模噴火以来、最も活発なものです。
地質庁は警戒レベルを最高レベルに引き上げ、立ち入り禁止区域を半径7キロメートルに拡大しました。島内にあるフラン・セダ空港は、以前の噴火以来閉鎖されたままであり、火山活動がこの地域に及ぼす影響が継続していることが浮き彫りになっています。関係各所は、今後の状況を注視し、住民の安全確保に全力を尽くしています。