2024年9月、パキスタン、カラチ近郊のチュルナ島が、同国で2番目の海洋保護区（MPA）に指定されました。これは、2017年にMPAに指定されたアストーラ島に続くものです。両島は、海洋生物多様性にとって非常に重要な場所です。
チュルナ島には、50種以上のサンゴと250種以上の魚類が生息しており、多様な無脊椎動物や脊椎動物も確認されています。しかし、産業活動やレクリエーション活動による脅威に直面しています。アストーラ島の管理計画は、2025年4月にバローチスターン州政府によって承認されました。
この計画には、破壊的な漁業の禁止や、レクリエーション活動に対する許可の義務付けなどが含まれています。チュルナ島の管理計画の実施に向けた取り組みも現在進行中です。これらの取り組みは、パキスタンの海洋生物を守り、国際的な保全目標を達成するために不可欠です。日本においても、海洋環境保護の重要性は広く認識されており、持続可能な社会の実現に向けて、国際的な連携が重要であると考えられています。
関係者の皆様のご尽力に敬意を表します。今後の進展を期待しております。