株式会社ジェームズ・フィッシャー・アンド・サンズは、次世代化学タンカー4隻のうちの最初の1隻である「Orca Fisher」を就航させ、同社の船隊近代化における重要な一歩を踏み出しました。起工式は、2025年5月下旬に中国招商局工業揚州鼎衡造船所（YZDH）にて執り行われました。
「Orca Fisher」は、運航効率の向上と二酸化炭素排出量の削減を目指して設計されたSealifeクラスの最初の船です。この取り組みは、ジェームズ・フィッシャー社の「未来の船隊」構想の一環であり、低炭素型船舶によるタンカー船隊の近代化に焦点を当てています。
「Orca Fisher」に加え、「Narwhal Fisher」、「Tiger Fisher」、「Dolphin Fisher」を含む新船隊は、2026年初頭から順次就航する予定です。これらの船舶は、北西ヨーロッパ沿岸海運市場における中型船の長期的な需要に応えることを目指しています。ジェームズ・フィッシャー社は、環境への配慮を重視し、持続可能な海運業の発展に貢献していく所存です。