英国サセックス州にあるキューガーデンのワイルドボタニックガーデン、ウェイクハーストは、2025年にミレニアム種子バンク(MSB)の25周年を記念し、『Seedscapes(シードスケープス)』と題したアートプログラムを開催いたします。
2025年7月4日から9月14日までの期間、6名の国際的なアーティストが、種子の世界と世界の種子保全の重要性にインスピレーションを得た、現地インスタレーションを発表します。
MSBは、野生植物種からの種子を世界最大規模で収集しており、40,000種以上の種子、25億個以上を保管しています。これは、生物多様性の損失と気候変動に対抗するための重要な遺伝資源として機能しています。
参加アーティストは、Adam Ceramic氏、Kristina Pulejkova氏、Cristina Ochoa氏、Shiraaz Ali氏、James Tapscott氏、Ed Carter氏で、陶芸彫刻、サウンドインスタレーション、大規模インスタレーション、拡張現実アートなど、多様な作品を制作しています。
これらのインスタレーションは、来場者を多感覚的な旅へと誘い、種子保全と生物多様性の保護の重要性に対する意識を高めることを目指しています。
『Seedscapes』に加え、ウェイクハーストでは、MSBの周年を記念して、他のイベントも企画しています。その一つが、『Nature Heroes(ネイチャーヒーローズ)』展で、来場者は自然保護に貢献する方法を学ぶことができます。
また、2025年7月17日から19日には、『Wanderwild(ワンダーワイルド)』イベントが開催され、ライブ音楽、国際料理、サーカスパフォーマンスなどが楽しめます。
この記念すべき25周年を機に、MSBの活動が、日本の皆様の自然への関心と、地球環境保全への意識を高める一助となれば幸いです。