モナコ国立新美術館(NMNM)は、2025年7月5日から2026年1月11日まで、ヴィラ・ザウバーにて「サボテン」展を開催いたします。
この展覧会は、ムゼ・イヴ・サンローラン・マラケシュとの共同開催であり、植物学と芸術の両方の視点から、サボテンと多肉植物の多様性を探求します。
60種以上のサボテンが生息するモナコのエキゾチックガーデンは、重要な参照点となります。
展示では、デヴィッド・ホックニー、リナ・ゴトメ、マーティン・クリードの作品に加え、植物標本も展示されます。また、歴史的な植物図版、アルベルト・レンガー=パッチの写真、パウル・クレーの作品なども展示され、20世紀美術におけるサボテンの影響を明らかにします。
本展は、マルク・ジャンソン氏とローラン・ル・ボン氏が共同でキュレーションを務めます。
皆様には、ヴィラ・ザウバー(モナコ、プリンセス・グレース通り17番地)にて、午前11時から午後6時まで、この展覧会をご体験いただけます。
モナコは、日本とは異なる文化を持つ国ですが、自然への敬意と芸術への関心という点では、共通の価値観を持っていると言えるでしょう。この展覧会を通じて、サボテンというユニークな植物が、いかに多様な表現を生み出し、人々の心を魅了してきたのかを、ぜひご自身の目でご確認ください。