カンボジアのバタンバン州にあるプノン・バナン [pʰnum banan] のカルスト(石灰岩地形)地帯で、新種の微小カタツムリ、*Clostophis udayaditinus* が確認されました。この種は、プノン・バナン寺院を建立したアンコールの支配者、ウダヤディティヤヴァルマン2世 [udayaditivarman] (1050-1066年) にちなんで名付けられました。 この発見は、環境省およびチュラロンコン大学、マヒドン大学、コンケン大学の専門家との協力のもと、2024年に Fauna & Flora Cambodia によって行われ、カンボジアにおける *Clostophis* 属の最初の記録となります。この研究は、EU の「Bcoming プロジェクト」を通じて支援されました。これ以前には、カンボジアのカルスト地帯で5属13種の陸生カタツムリが記録されていましたが、*Clostophis* 属の種は記録されていませんでした。*Clostophis udayaditinus* は現在、世界で記録された20番目の *Clostophis* 属の種です。 カンボジアのカルスト地帯は、その隔離された性質と、固有種のレベルが高いことで知られています。環境省は、この発見がカンボジアの天然資源と生物多様性に関する科学的研究にとって価値があることを強調しています。
カンボジアのカルスト地帯で新種の微小カタツムリが発見
Edited by: Tasha S Samsonova
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