2025年7月8日、ドバイ金融サービス庁(DFSA)は、ドバイにてQCDマネー・マーケット・ファンド(QCDT)を承認いたしました。これは、ドバイ国際金融センター(DIFC)内で認可された初のトークン化マネー・マーケット・ファンドとなります。
このファンドは、カタール国立銀行(QNB)とDMZファイナンスの共同事業であり、米国財務省債などの伝統的な資産をトークン化する予定です。機関投資家向けの用途、具体的には銀行の担保やステーブルコインの裏付けなどを支援します。QNBシンガポールのCEOであるサイラス・リー氏は、QNBのデジタル資産戦略における重要な一歩であると強調しました。
この承認は、2025年5月にCrypto.comとの暗号通貨決済に関する合意に続くものであり、ドバイのデジタル資産への取り組みを明確に示しています。DFSAはまた、RippleのステーブルコインであるRLUSDも承認しました。トークン化市場は、2033年までに18.9兆ドルに達すると予測されています。これは、日本の金融市場にも大きな影響を与える可能性があり、今後の動向が注目されます。