2025年6月、米国の現物ビットコインとイーサリアムETF(上場投資信託)に、大きな資金流入が見られました。これは、機関投資家の関心の高まりを反映しています。
特に、ブラックロックのiShares Bitcoin Trust (IBIT)は、6月24日に4億3,630万ドルもの純流入を記録し、11日間で33億ドルを超える資金を集めました。これは、ビットコインが長期的な投資対象として、ますます信頼を得ていることを示唆しています。(出典:Cointelegraph)
イーサリアムETFもまた、大きな資金流入を記録しました。2025年6月11日には、ETHAが1億6,360万ドルの純流入を記録し、同日のビットコインETFを上回りました。これは、イーサリアムETFにとって18日連続のプラス流入となりました。(出典:The Block)
2025年7月1日時点では、ビットコイン(BTC)は106,554ドルで取引されており、前日比0.89%の下落となりました。一方、イーサリアム(ETH)は2,458.78ドルで取引され、0.29%の上昇となりました。なお、2024年7月には、SEC(米国証券取引委員会)が、ブラックロックやフィデリティを含む、初の現物イーサリアムETFを承認しています。(出典:Financial Times)
日本においても、近年、仮想通貨への関心が高まっており、機関投資家による資金流入の動向は、今後の市場に大きな影響を与える可能性があります。投資の際には、リスクを十分に理解し、慎重な判断が求められます。