フィデリティ、トークン化された米ドルMMFの申請

資産運用会社フィデリティ・インベストメンツは金曜日にSECに、米ドルMMFのトークン化を目指し、フィデリティ・トレジャリー・デジタル・ファンド（FYHXX）の「OnChain」株式クラスを登録する申請を行った。このファンドは現在イーサリアムネットワークを使用しており、他のブロックチェーンにも拡大する可能性がある。規制当局の承認を条件として、5月30日に発効する予定。この動きは、グローバル銀行や資産運用会社が国債などの現実世界の資産（RWA）をトークン化する傾向の高まりと一致している。トークン化された米国債市場全体の価値は現在47.7億ドルで、過去1年間でほぼ500％成長している。5.8兆ドルの資産を管理するフィデリティは、トークン化された米国債分野でブラックロックやフランクリン・テンプルトンに加わる。