クラーケン、欧州の規制圧力の中、米ドルにペッグされたステーブルコインの立ち上げを検討

ブルームバーグの2月20日の報道によると、暗号通貨取引所クラーケンは、独自の米ドルにペッグされたステーブルコインの立ち上げを検討している。この動きは、欧州連合の暗号資産市場規制（MiCA）が、暗号通貨企業にテザーのUSDtをプラットフォームから上場廃止するよう促していることが一部原因となっている。クラーケンの潜在的なステーブルコインは、アイルランドのユニットを通じて発行される予定だ。クラーケンは以前、2月初旬に、欧州経済地域（EEA）でのUSDtの段階的な上場廃止の計画を発表し、「急速に変化する規制環境」を理由に挙げた。同取引所は、2月27日までにUSDtを「売り専用」モードにし、3月24日にステーブルコインのすべてのスポット取引を停止する予定だ。これらの計画にもかかわらず、ヨーロッパの一部のクラーケンユーザーは、USDtが取引所で引き続き利用可能であると報告している。USDtは依然としてクラーケンでトップのデジタル資産であり、USDT/USDおよびUSDT/EURの取引ペアは、取引所の取引量の30％以上を占めている。