金（XAU/USD）は2,900ドル付近で推移し、過去最高値の2,956ドルを視野に入れています。カナダとメキシコに対する米国の自動車輸入関税の緩和の可能性はあるものの、相互関税は依然として有効であり、安全資産としての需要は依然として存在します。
欧州中央銀行（ECB）は、25ベーシスポイントの利下げが予想される金利決定を発表する予定です。EU首脳はまた、防衛費とウクライナへの追加支援について協議するために集まります。
トレーダーは現在、景気後退の懸念を煽る米国の経済データの悪化により、2025年に複数の連邦準備制度理事会（FRB）の利下げを織り込んでいます。この変化は金をサポートしており、市場は今年少なくとも2回の利下げを予想しています。
注目すべき重要な水準には、2,914ドルの日足ピボットポイントと2,934ドルの日足R1レジスタンスが含まれます。下値サポートは2,899ドルにあり、2,900ドルの心理的な水準と一致しています。