1931年にイギリス人画家クレア・レイトンによって描かれた、マハトマ・ガンジーの珍しい油絵肖像画が、2025年7月7日から15日の期間にロンドンで競売にかけられます。
この作品は、ガンジー自身がモデルを務めた唯一の油絵肖像画とされています。
絵画は、ガンジーのトレードマークである眼鏡と口ひげを捉え、ショールとドティを身につけた姿を、銀灰色の背景に、オーカー色で表現しています。レイトンは、1931年にロンドンで開催された第二次円卓会議のためガンジーが訪れた際に面会しました。
この肖像画は、レイトンの死である1989年まで彼女の個人コレクションに保管されていました。1974年には、右翼ヒンドゥー民族主義グループによる攻撃を受けたとされ、修復されました。競売は、ボンハムズ社がオンラインで開催し、絵画の価値は5万ポンドから7万ポンドと見積もられています。 ガンジー氏の肖像画は、日本の美術愛好家にとっても、その歴史的、文化的意義から、非常に興味深い作品となるでしょう。 競売の結果にも注目が集まります。