ビートルズのジョン・レノンが、将来の妻となるシンシア・パウエルに宛てた手書きの手紙が、2025年7月9日にロンドンのクリスティーズで競売にかけられることになりました。
1962年に書かれたこの手紙は、ビートルズがハンブルクのスター・クラブでレジデンシーを務めていた時期の、レノンの私生活を垣間見ることができる貴重な資料です。 手紙には、レノンがシンシアを深く愛し、彼女を恋しく思っている様子が、愛情深く、ユーモラスな表現で綴られています。「愛している、愛している、愛しているよ。そして、ものすごく恋しいんだ…」という言葉からは、その思いがひしひしと伝わってきます。 また、ポール・マッカートニーのいびきに対する不満など、バンド仲間との日常についても触れられています。
この手紙は、スチュアート・サトクリフの死や、シンシアがマッカートニーのガールフレンドとアパートを共有する可能性についても言及しています。競売の推定価格は30,000ポンドから40,000ポンドとされています。 レノンとパウエルは1962年8月に結婚し、1968年に離婚しました。 この手紙は、日本の音楽ファンやビートルズファンにとっても、非常に興味深い資料となるでしょう。当時の時代背景や、レノンの人間性、そしてビートルズの初期の活動を知る上で、貴重な手がかりとなります。 競売の結果にも注目が集まっています。