夏の休暇を計画する際、旅行者は誰もが「どこに行けば予算を最大限に活用できるか」と自問するものです。Euronews Businessが欧州統計局(Eurostat)のデータを分析し、欧州の主要観光7カ国の物価を比較したところ、意外な結果が明らかになりました。
トルコは最も手頃な国だが、重要な但し書きがある
家計最終消費支出(HFCE)の総合指数において、トルコは調査対象となった7カ国の中で最も安く休暇を過ごせる国であることがわかりました。EU平均で100ユーロ相当のサービスと商品のバスケットが、トルコではわずか59.6ユーロ(40.4%安)で済みます。
しかし、重要なニュアンスがあります。トルコではアルコール飲料の価格がEU平均の2倍以上(指数210.2)に達しており、これは酒税が非常に高く設定されているためです。
宿泊と外食が最も安いのはどこか?
「レストランおよびホテル」のカテゴリーでは、ポルトガルが指数73.6ユーロ(EU平均より26.4%低価格)で首位となりました。
フランスは物価指数116で7カ国中最も高くなっており、指数110.8のイタリアがそれに続きます。言い換えれば、このカテゴリーのEU平均を100ユーロ相当のバスケットとした場合、フランスでは116ユーロ、イタリアでは110.8ユーロかかることになります。トルコも指数78.3と、80のラインを下回る結果となりました。クロアチア(89.6)は、ギリシャ(86.1)やスペイン(85.4)よりもわずかに割高となっています。
レストランとホテルの手頃さランキング:
1. 🇵🇹 ポルトガル — 73.6€
2. 🇹🇷 トルコ — 78.3€
3. 🇪🇸 スペイン — 85.4€
4. 🇬🇷 ギリシャ — 86.1€
5. 🇭🇷 クロアチア — 89.6€
6. 🇮🇹 イタリア — 110.8€
7. 🇫🇷 フランス — 116€
食料品:トルコとスペインが他を圧倒
食料品が最も手頃なのはトルコ(75.6ユーロ)とスペイン(94.6ユーロ)です。フランスは伝統的に最も高価(107.9ユーロ)な国となっています。
アルコール:心置きなくワインを楽しめるのは?
現地のワインを試飲するなら、物価指数81.9のイタリアが最良の選択で、スペイン(90.1)もお得です。
ギリシャ(154)とクロアチア(133.9)は、お酒好きには最も割高な国となっています。
交通費と追加費用
公共交通機関はトルコ(68.3ユーロ)が最も安く、フランス(112.8ユーロ)が最も高額です。ポルトガル、スペイン、クロアチアは約80ユーロ前後の水準にあります。
シーフードの価格差は最も小さく、ポルトガルの95.4ユーロからギリシャの112.7ユーロの範囲に収まっています。
重要な注意点
- このデータは全国平均を反映したものです。アテネ、バルセロナ、イスタンブールといった人気の観光都市では、価格が大幅に高くなる可能性があります。
- 国民所得は考慮されていないため、強い通貨を持つ国からの旅行者にとっては、差がそれほど感じられない場合があります。
- 価格は2026年7月現在のものです。
結論
最大限の節約を求めるなら、ポルトガル(レストランと宿泊のコスパが最高)かトルコ(総合的に最安だが酒類は高価)を選ぶべきでしょう。ワイン観光にはイタリアが理想的であり、ビーチでの休暇やシーフードを目的とするならポルトガルとスペインが適しています。



