オマーン国立博物館は、bp Omanの支援を受け、「私たちの夏:遺産とアイデンティティ」プログラムを開始しました。この取り組みは、学生の間で国家的なアイデンティティへの意識を高め、オマーンの文化遺産の価値観を再認識させることを目的としています。
このプログラムは、年齢別に3つのグループに分かれています。子供(6~11歳)、学生(12~16歳)、大学生/専門学校生です。2025年7月を通して、博物館のコレクションに触発されたインタラクティブなセッションが開催され、参加者のスキルと創造性を育みます。
ラーニングセンターも、北バティナ県で「私たちの夏:リーダーシップと創造性」プログラムに参加しています。これには、塗り絵、伝統建築、オマーンの海洋史など、さまざまなテーマを扱う芸術的なセッションが含まれます。これらのプログラムは、芸術的な教育方法を用いて、国家的なアイデンティティを育み、博物館の文化的なメッセージをその敷地外にも広げています。
北バティナ県でのプログラムは、ソハールやリワを含むいくつかのウィラヤ(地方行政区画)で開催され、240人の参加者に届きます。ラーニングセンターは、国立博物館とアル・ムージ・マスカットで、さまざまな年齢層向けの活動を主催します。オマーン初のラーニングセンターは、学校、家族、障がいのある人々向けのプログラムなど、オマーンの遺産に対する国民の意識を高めるためのさまざまな教育プログラムを提供しています。
このプログラムは、オマーンの豊かな文化遺産を尊重し、未来を担う子供たちにその価値を伝えることを目指しています。日本の文化においても、伝統を重んじ、次世代に継承していくことは非常に重要な価値観です。このプログラムが、オマーンの子供たちが自国の文化に誇りを持ち、未来を創造していくための力となることを願っています。