イベントデザインにおいて、「サードプレイス」の原則を取り入れる動きが注目されています。これは、家庭や職場とは異なる、カフェやコミュニティハブのような社会的な空間を指し、人々が集まり交流する場所として機能します。
このアプローチは、参加者がリラックスして交流できる空間を創出し、インフォーマルな交流を促進することを目的としています。例えば、東京の南青山で開催された「ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO 2023」では、アップサイクルワークショップやエシカルショップなどの活動を通じて、コミュニティとのつながりを深める取り組みが行われました。
また、長崎県佐世保市で開催されたセミナー「サードプレイスを活用した新しい事業創出の仕組み作り~コミュニティをベースとした次世代の働き方と5つの”C”~」では、サードプレイスの活用による地域活性化や新たな働き方の可能性が議論されました。
これらの事例から、イベントデザインにおける「サードプレイス」の原則を取り入れることが、参加者のエンゲージメントを高め、より深いコミュニティ体験を提供するための有効な手段であることが示されています。