ブリティッシュコロンビア大学(UBC)の最新の研究によると、新生児は生まれつき親社会的な行動を好む傾向があることが示されています。
この研究では、5日齢の新生児90人に対して、アニメーションビデオを見せました。1つのビデオでは、ボールが他のボールを助けるシーンが描かれ、もう1つのビデオでは、ボールが他のボールを妨害するシーンが描かれています。乳児は一貫して、助けるシナリオを長く見つめました。
この結果は、私たちの社会的な相互作用への理解が生まれつき備わっている可能性があることを示唆しています。
UBCの心理学教授であるキリー・ハムリン博士は、「この研究は、私たちが社会的な存在として生まれてくることを示しており、その理解を深めることが、より良い社会を築くために不可欠です」と述べています。
この研究は、2025年7月14日に『Nature Communications』に掲載されました。